第20回山結びレポート(2024年12月21日)

12月21日(土)は第20回山結びの日でした。SOMAが手がける宮地山の麓にある宮地嶽神社では「おおしめ祭」の開催日で、日本で最大級の大しめ縄(合計3トン)を掛け替える行事が行われました。去年に引き続き、山結びメンバーも氏子さんたちと一緒に参加して大しめ縄を編み上げる作業をしました。1.5トンの大縄2本をほぼ人力で持ち上げ編み上げていく作業は圧巻です。

あいにくのお天気で雨のふりしきる中での作業でしたが、それも気にならないくらいの熱量で皆さん頑張っていました。周りでは見学者が多数おり、海外の方も何人かいらっしゃいました。そして、お待ちかねの振る舞い汁。これが冷えた体にとてもしみて美味しいんです。配っている婦人会の皆さんの笑顔も元気にしてくれます。


山結びメンバーは、午前中のみ参加で午後は山へ。先月まで作業した場所の手直しに向かいます。山頂に向かう道には、紅葉やイチョウなどの葉が落ちており綺麗ですね。でも12月の末にもなるこの時期にこの落ち葉はちょっと季節がズレているなと感じさせられます。毎年、秋と冬が遅くなっている気がしますね。

2024年も無事に山結びを終わることができました。この一年、ご参加いただいた皆さまのおかげで少しずつですが山の再生が進んでいます。山結びをきっかけに「自然環境を自治する」心が芽生え育ち、日本の自然環境が豊かになることを願っています。また、参加はできなくても寄付をしていただいている皆さまにも感謝を申しあげます。皆さまのご支援でSOMAおよび山結びの活動は支えられております。


今年も一年、本当にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


<追伸>

NHKで放映された「おおしめ祭」に山結びメンバーも少し映っていましたよ。

#ひとが育つ環境をととのえる

「わたしは生まれる時代も場所も選ぶことができません。 その生まれ落ちた環境で、ただ精いっぱい育つだけです。」 ひとりひとりの「わたし」が育つ環境をととのえる、それがSOMAの仕事です。