【イベント報告】第2回 山結びフォーラム(8/20開催)

自然環境再生プログラム「山結び」を開始して約半年。その成果をご報告する山結びフォーラムが8月20日に福津市中央公民館で開催されました。地元福岡のみならず、九州各地から100名を超える方にご参加いただき大盛況でした。ご参加の皆さま誠にありがとうございました。また、フォーラムの様子は後日YouTubeにアップしますので、もう少々お待ちください。

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<代表よりお礼のご挨拶>

第二回山結びフォーラムへご来場いただき誠にありがとうございました!

たくさんの方にご来場いただき感謝しております。会場内そしてフォーラム後のロビーの熱気が、参加されたひとり一人の中に自然環境との新たな関わり方の火が灯った証だったように思います。応援の言葉やご寄付が続々と届き、SOMAや山結びのチームが大切にしていることが多くの方に伝わったことを心から嬉しく思います。

今回のフォーラムでは、一貫して「自然環境の自治」の可能性と必要性についてお伝えしました。私たちは治水、治山などを通じて自らの手で自然と共存することを時代の流れとともに手放していきました。結果、私たちはどうやって自然と関わればいいのかさえ忘れてしまいました。本フォーラムが「わたしと自然との関係性の再構築」をするきっかけになればと思っておりました。

造園家の轟まことさんからは、幼少期の自然経験と庭という身近な自然から環境改善の手法へと繋がったお話をいただきました。YAMAPの春山慶彦さんからは、頂上を目指すだけではない、山をただ歩くという『山歩(さんぽ)』を通じて自然経験を取り戻してもらう重要性を。林学博士の西野文貴さんからは、部分だけではなく全体を見ることを通して山と向き合うこと。そして、林業家の中川雅也さんからは専門性や知識がなくても現状を見つめれば自分に実践できることは山ほどあるというお話をいただきました。

各登壇者の実践と実体験から出た言葉を聞いて、「まずは、やってみよう!」と口にしていた参加者の方がたくさんいらっしゃって、こちらも心が踊りました。私たちひとり一人が日々の生活の中で、なんらかの形で自然にケアされています。あとは、こちらも自然をケアし、「ケアの循環」を構築していくことが、わたしたちが自然と共存共栄していく第一歩と思います。そのためのきっかけづくりを、NPO法人SOMAは山結びという活動を通じて行なってまいります。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

NPO法人SOMA 代表理事 瀬戸昌宣

#ひとが育つ環境をととのえる

「わたしは生まれる時代も場所も選ぶことができません。 その生まれ落ちた環境で、ただ精いっぱい育つだけです。」 ひとりひとりの「わたし」が育つ環境をととのえる、それがSOMAの仕事です。