第25回山結びレポート(2025年5月17日)
前日の夜から朝方にかけてけっこう雨が降った宮地山でしたが、第25回山結びの開催時間には晴れ間ものぞき気持ちよく作業をすることができました。今回も県外からご参加の方もいらっしゃり、少しずつですが山結びの活動が広がっているなと感じました。
雨上がりなので、地面はぬかるみ、落ち葉で滑りそうな足場。雨上がりは地面が崩れやすなっているので、歩く場所を考えないとどんどん山が崩れていきます。際を歩かずなるべく真ん中を歩きながら山を登ります。
登る途中で恒例の落ち葉集めです。なるべく落ち葉堆肥になりやすい落葉広葉樹の葉を集めます。側溝やコンクリート部分に落ちているのは根こそぎ集め、山の斜面や土のある場所では土が見えない程度に集めます。土が見えるまで落ち葉を集めて裸にしてしまうと、土が露出してそこから山が乾燥してしまうので要注意です。良かれと思って落ち葉を掃除したがために乾燥してしまうなんてこともよくあります。
山頂まで登りましたが、風が強く少し寒かったので風の当たらない山道の整備を行いました。何度が手を入れている北側山道の階段作りの続きです。
常連メンバーは階段作りに慣れてきたので、各自思い思いに作業をし頭を傾げながら調整をしています。山での作業は基本的な考え方はあっても、場所場所で作業のやり方が変わるので地形や状況を見て自分で考える必要があります。「これで合ってるのかな?」「もう少し掘り込んだほうがいいのかな?」「角度はこれで大丈夫?」など考えながら作業をしますが、その場で答えは出ないのが自然での作業。来月見にきてやっとその成果が分かります。
初参加の方も常連メンバーや瀬戸にアドバイスをもらいながら懸命に作業をしています。分からないなりに色々と試すことで自然の原理原則を学ぶことができ、山の中でまわりを気にせず没頭できるので、泥だらけになりながらも楽しそうです。
子供たちも杭を作ったり、素材を運んだり、山にあるものを使って遊んだりと楽しそうでした。
そういえば、常連メンバーが山結びの看板を作成して宮地山山頂に設置してくれていました。まだ仮なので手を加えるそうですが、SOMAがお願いしたわけでもなく自発的にやってくれたことに感激です。(設置には許可をとっております)
さて、次回の山結びは6月21日(土)の開催です、梅雨時期なので雨が心配ですが、雨の時にしか見れない風景もあるのでそれはそれで楽しみです。雨がひどい場合は座学になるかもしれません。
みなさんのご参加お待ちしてます☺️
詳しくは山結びウェブサイトをご覧ください。
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