i.Dareの1日 in 福間海岸 レポート

皆さまこんにちは、SOMAスタッフのカズです。

福岡県福津市のマリンスポーツ・フィットネス・バーベキューテラスを運営するシーガルインさんのご協力のもと、『i.Dareの1日 in 福間海岸』を開催しました。

今回は、子ども(以下「小さい人」)も大人(以下「大きい人」)も参加者として参加していただきました。


「ひとりひとりに権利があります」

「わたしの自由を大事に」

「あなたの自由を大事に」

「わたしたちの自由を大事に」


i.Dareでは参加者は自分の言動がこの四つの原則全てに適っているかを常に意識して活動します。

チェックインではまずはこの4つの原則のインプットから。

その後、自分が呼ばれたい名前、好きなもの、嫌いなもの、今の気持ちを自己紹介しました。普段の生活とは違った名前で呼ばれたい、という思いが往々にしてあることに気づきます。また、活動の途中に「『◯◯』じゃなくて『◯◯ちゃん』がいい!」と気づく参加者もいました。



午前中はシーガルインさんオリジナルのサップネスエアーを体験しました。

※サップネスエアーについて詳しくはこちら


サップネスエアーでは、一畳くらいの大きさのSUP(Stand Up Paddleboard)に2人で乗ります。まずは、浜辺でシーガルインさんからレクチャーを受けます。ボードに乗るところから、膝立ち、立ちの順番で進んでいきますが、案外これが簡単ではないのです。浜辺の傾斜やでこぼことサップネスエアーの構造が合わさって、想像以上に「揺らぎ」ます。少しずつ少しずつ、足の裏の感覚や体の使い方を掴んでいきます。

パドルの漕ぎ方も教わり、いざ海へ。もちろん浜辺以上に海上は「揺らぎ」ます。「落ちそう〜」と言っていた参加者も、徐々に感覚を掴んでいき、最終的には海上でみんな立つことができました。

その後、大きな船のような形にサップネスエアーを連結しました。座り、膝立ち、立ち。それぞれ自分の良いと思うスタイルになりながら、みんなでわっせわっせと漕いでいきます。

最後は、連結したサップネスの上を全力疾走。

サップネスエアーを通して存分に海の「揺らぎ」をみんなで楽しみました。



お昼はBBQ。

自分達で調理します。レシピ表を見ながら、何をするかを考えます。普段包丁を持たないけど野菜を切るのに挑戦する小さい人、BBQのタレやサラダのドレッシングの人数分の分量を計算し、協力して調味料を計る小さい人たち、「これ洗ったほうがいいよね」と気づいて動く小さい人、レシピを見てちゃっちゃかちゃっちゃかサラダを作る大きい人、小さい人と一緒になって包丁を握る大きい人、カメラで写真を撮ることを選ぶ大きい人。それぞれの形で調理に参加し、美味しくBBQを楽しむことができました。



午後は浜辺でチェイスタグ。浜辺に竹で8m四方の囲いを作り、その中で1対1で鬼ごっこをします。制限時間内に逃げ切れたら逃げる側の勝ち、捕まえたら鬼の勝ちというシンプルなルールです。一見、簡単そうに見えて実際やってみると、そうではないことに気付きます。相手がどう動くか、どれだけ相手を引き付けるか、浜辺の斜面やでこぼこ、障害物が出てきたらそれをどう利用するか。走りながら考えることがとてつもなく多い上に、それを瞬時に判断し、体を動かさねばなりません。徐々に感覚を掴んでいき、試合がどんどん白熱していきました。体と頭をフルに使って、時間を忘れてチェイスタグを楽しむことができました。


小さい人、大きい人関係なく、それぞれが様々な場面で小さなチャレンジを積み重ねていました。それぞれがそれぞれの自由を大切にしながら、その場所の空気を作り上げていく様子は、実際に参加してみなければ味わえない心地よさです。


今後もi.Dareは小さい人、大きい人の垣根なく全てのひとの学びに寄り添う活動を続けていきます。


7、8月には合宿形式のi.Dareキャラバンを開催する予定です。詳しくはこちらからリンク


#ひとが育つ環境をととのえる

「わたしは生まれる時代も場所も選ぶことができません。 その生まれ落ちた環境で、ただ精いっぱい育つだけです。」 ひとりひとりの「わたし」が育つ環境をととのえる、それがSOMAの仕事です。