第13回山結びレポート(2024年5月18日)

5月18日は第13回山結びを開催しました。晴天に恵まれ、山頂では風も心地よく吹き気持ちよく作業ができました。山頂までの道中で、山がなぜ崩れていくのか、なぜ乾燥しきった土には水が染み込まないのかなどの話を聞いたり、作業に使う松の葉を拾いながら登っていきました。


山の中で周りを見てみると乾燥してボロボロになった地表面を多く見かけます。これは山の保水力が失われ、雨が降っても保水できずに乾燥を繰り返したために起こります。ここまで乾燥きってしまうと、もう水を保つ力を取り戻せず崩れるしかありません。


そうかと思えば、足元には新芽がたくさん出てきています。人って不思議なもので、花は踏まないけど、花が咲く前の植物は気にせず踏んでしまいがち。山に登る時は気にしたいですね。


今回の作業はナラ枯れ対策の続きを行い、山の斜面や踏み固まった道の改善をしました。少しづつですが、山頂の風景や土の質が変わってきています。年単位の長い目で見ながら、参加者の皆さんと一緒に自然環境の自治をしたいですね。


次回は6/15(土)開催です。

ご参加お待ちしております😁

次回の詳細はこちら↓

https://yamamusubi.nposoma.org/


▲山が分断され、水の流れが変わり、表面は乾燥しきっています

▲今回は普段通らない山道を通ってみたので新鮮でした

▲松葉拾い。大きな松ぼっくりや謎のキノコを発見!

▲松の根元には松の新芽が。踏み潰さないように足元にも注意。

▲山頂でロープを張って人が入れないエリアには、新芽がたくさん出ています

▲二班に分かれ作業開始。常連組は山の斜面に肩を作っていきます

▲まずは土を均して肩づくりの準備

▲丸太を固定して肩を作っていきます

▲平にした場所に落ち葉、炭、ワラなどを混ぜてふかふかの土を作ります

▲一部の場所では、掘った土を麻の土嚢につめて敷き、土の重みと雨風で土嚢が分解させ、土中改善を促進

▲頑張って作業した子供たちはお腹ペコペコ

▲もう一班は、登山者で踏み固まった道を改善します

▲土を掘り、石で枠を作り、地面に穴を開け、土中に水が入るようにします

▲炭や枯葉をひいて踏んでも踏み固まりにくい場所ができました

▲土を被せて馴染ませたら完成。自然に見えるようにするのも大事なコツです。


次回は6/15(土)開催です。

ご参加お待ちしております😁

次回の詳細はこちら↓

https://yamamusubi.nposoma.org/


#ひとが育つ環境をととのえる

「わたしは生まれる時代も場所も選ぶことができません。 その生まれ落ちた環境で、ただ精いっぱい育つだけです。」 ひとりひとりの「わたし」が育つ環境をととのえる、それがSOMAの仕事です。